2024年3月CAMP「木で遊ぼう!キャンプ」活動報告
こんにちは。
南十勝長期宿泊体験交流協議会、STEPの駒形です。
先日、大樹町の尾田地区にて3月29日(金)〜31日(日)の2泊3日、3月CAMP「木で遊ぼう!キャンプ」を実施しました。
活動の内容や子どもたちの様子をご紹介します。
生憎の雨から始まった一日目。午前中に予定していた樹液採集装置の作成・設置を見送り、室内でイス作りを行いました!
イス作りには先日切り倒したばかりの新鮮な木材たちを使用しました。
このように乾燥していない生木を使って工作をすることをグリーンウッドワークといいます。
今回はイス作りを通し、子供たちにグリーンウッドワークを体験してもらいました!
また、今回使用した道具は削り馬といいます。
削り馬を使って木材を固定し、銑(せん)という刃物で薄く木材を削っていきます。
ツルツルになるまで座面を磨く子も居たり、幼い弟くんが座れるように低いイスを作る子も居たり、動物に見立てたイスを作る子もいました!
それぞれ子どもたちの個性の滲むイスを作っていました!
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ナウマン温泉でサッパリしたあと、夜ご飯を食べました!
その後は段ボールベット作りです。
災害時の避難所では、段ボールベットで寝泊まりすることもあります。
非常時に自分で組み立てられるよう、今回体験してもらいました。
トドマツオイルの蒸留も体験しました!
今回用意した蒸留装置を使い、オイルが溜まっていく様子を観察してもらいました。
二日目に作るキャンドルへ数滴垂らし、トドマツの香りを楽しんでもらいます!
(※香りが独特なので子どもたちの好みは分かれるかもしれません🥲ぜひどうだったか聞いてみてください!)
二日目 樹液採集装置の設置、ハイキング、アロマキャンドル作り
朝、一日目に行うことの出来なかった樹液採集装置の設置を行いました!
どの木なら採集できそうか指導をいただきながら、装置を付けて回りました!
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萌和山ハイキングでは、このあと制作するアロマキャンドルの飾りとなる植物を探しながら歩きました。
子どもたちはフキノトウを20個ほど採ってきてくれました!
こちらは夕食の際に天ぷらにしていただきましたが、子どもたちの中から「芯が苦い!」との声も上がっていました。
また、歩きながらリースをたくさん作っている子もいました!
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ハイキングで拾ってきた植物を飾りに、アロマキャンドル作りに挑戦です!
一日目に蒸留したトドマツオイル、その香りをほのかに纏ったキャンドルが完成しました。
クレヨンを細かく切って水色や紫・オレンジのカラフルなキャンドルもあれば、素材の味を生かして植物の映える白色のキャンドルもあり、個性溢れる出来栄えとなりました!
キャンプの定番、キャンプファイヤーも行いました!
三日目 樹液ご飯作り
朝早くから白樺とイタヤカエデの樹液を回収し、樹液ご飯を作りました!
子どもたちにお米を研いでもらい、鍋に米と樹液を量って入れ、薪ストーブで炊きました。
できたご飯は朝ご飯として、みんなでいただきました。「上手く炊けた!」と自慢してくれる子もいて微笑ましかったです!
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お昼には防災食をいただきました!
パックに入った山菜ご飯や梅ジャコご飯、味噌汁の素に熱湯を注ぎ、かき混ぜて少し待つと完成します。
今回は時間短縮のため熱湯で行いましたが、冷水でも一時間ほどかければ完成します。
防災食を体験することで、子どもたちの非常時への意識も高まったのではないでしょうか。
食べる機会のないことを祈りますが、万が一のことを想定し、今回体験していただきました。
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春キャンプの最後は発表会です!
今回のキャンプの思い出をスクリーンに投影し、保護者の方にもご覧いただきました。
その後子どもたち一人一人にステージへ上がってもらい、作ったイスのこだわりポイントや今回楽しかったことを発表してもらいました!
ぜひ、お家へ帰ったあとも、子どもたちとたくさんお話していただけると幸いです。
今回の春キャンプ、木と触れ合いながらさまざまな加工方法を知ることで木への親しみが増し、また森を歩く際の楽しみも増えたのではないでしょうか。
この度はご参加ありがとうございました。
またご都合が合えばお会いできればと思っております!お疲れさまでした!