6月日帰りプログラム「トーチカを見に行こう!」
2015年度第2回目の日帰り体験活動を6月20日(土)に行いました。
6月のテーマは「トーチカを見に行こう!~トーチカ見学&ブロックを作ってみよう~」
午後からは雨が降る予報で、空模様を心配しながらの活動開始となりました。
はじまりの会ではスタッフの自己紹介とトーチカにまつわるコンクリートクイズを行いました。
全体を進めてくれるのは ぽっぽ!
なんでも知っている ありさん!
にこにこ笑顔 やまちゃん!
高校生ボランティア ひなこ!など多くのスタッフがいました。みんな名前は覚えられたかな?
ぽっぽが自分達で作ったコンクリートを持ちながらクイズスタート!
コンクリートクイズ1問目
「コンクリートはみんなが手に入れることができるものでできているでしょうか?」
これは簡単だったみたいですね。全員が「できている!」と答えて正解でした。
コンクリートはホームセンターに売っているセメントと川や海にある砂、石でできています。
2問目
「コンクリートはある力には強く、ある力には弱いという特徴があります。つぶす力とひっぱる力、どっちに強いでしょうか?」
つぶす力に強いと思う人が多かったですね。
正解は…「つぶす力に強い!」現在はひっぱる力に強くするために鉄筋などを入れていますね。
3問目
「昔の人はコンクリートが壊れないようにするために馬の毛を混ぜていたといわれて言われています。これは本当?うそ?」
みんな考えています。
正解は…「本当!」古代ローマ人はひび割れを防ぐために馬の毛を入れてコンクリートを作っていました。
コンクリートのことがわかったところで、
車に乗って「トーチカ」へ移動…
ところで「トーチカ」をみんなは知っているかな?
トーチカは1944年頃(今から70年ほど前)の戦時中につくられました。
相手の砲撃を硬いトーチカで避けながら攻撃するために、兵士や地元住民が動員され、
浜の石や歴舟川の水を使ってつくられました。
グループでワークシートをもって、トーチカについて調べます!
・トーチカは何語?
・いつみつけられた?
・中の部屋の数は?などなど
少し難しい問題もあったかな…
今回、普段は鍵がかかっている内部にも入りました。
実際にトーチカを訪れてみると
・こんな大きなものをどうやってつくったのだろう?
・窓(銃眼)の大きさや方角
・なぜか屋上に四角形の溝がある
・見える風景
・中は暗くて、何もない… といったことがわかりました。
トーチカを実感した次は…
みんなでつくるブロックの材料(石)を集めに、海岸に移動します!
海岸の石といいても、大きさや形はそれぞれ。
トーチカで使われていた石に似ている石を集めます。
多すぎず、少なすぎず…
石の量をしっかりとはかります!
午後からはブロックづくり開始です!
道具と作り方についてお話を聞いて、グループで協力して2つのブロックをつくります。
今回は2日間固めてから型を外しました!
できたブロックは薪ストーブを使う際の土台として活用していきます!
お披露目は7月の活動でできればと思っています!お楽しみに!
※セメントを使う際には直接触らないように手袋をしたり、目に入らないように注意していください。
道具の片付けを終え…
・海岸遊びグループ
・散歩グループ
・会館遊びグループ に分かれ選択活動を楽しみました。
それぞれ楽しんでいるようでした。
選択活動を終え、特製小魚おやつを食べました!
あまじょっぱい味とごま油の香りでみんなおいしく食べていました。
トーチカを通じて、子どもたちは歴史を知り、
物の素材に目を向け、物をつくる楽しさを実感できたのではないでしょうか。
大樹町では15基のトーチカが確認されています。
機会があれば、改めトーチカを訪れ、そのただずまいを感じていただければと思います。
最後になりましたが、
STEP活動にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
ボランティア参加していただいた高校生は
「2回目の参加で、前回よりたくさんの子どもと話ができた。ブロックづくりが難しかった」と感想を述べてくれました。
また、事前に下見を行った際には、地元住民の方から貴重なお話を伺うことができ、活動に深みを与えることができました。
次回の活動は
7月18日(土)「海で遊ぼう&漁師さんに会いにいこう~地引網体験・海岸遊び」です。
お楽しみに。